戦争映画3つから学べること「硫黄島からの手紙」「アメリカンスナイパー」「プライベートライアン」

戦争映画3つから学べること「硫黄島からの手紙」「アメリカンスナイパー」「プライベートライアン」

今回は戦争映画3つ「硫黄島からの手紙」「アメリカンスナイパー」「プライベートライアン」から学べることを紹介していきます。

戦争映画では、常に死と隣り合わせという非現実的な空間での精神の消耗、そして己の恐怖心との向き合い、思考停止の恐ろしさ、生きるとは?など数々の感情と出会わせてくれます。

そんな戦争映画から学べること、そして日常に活かせることはないか?と思いこの記事を書きます。

「硫黄島からの手紙」
「アメリカンスナイパー」
「プライベートライアン」

この3作品を紹介し、それらの作品から学べることを紹介していきます。

どれも感動する戦争映画で、あっという間に時間が過ぎていきます。

また迫力や緊迫感が半端ないので息が詰まってしまいそうになります。

ぜひ映画もご覧ください!

まず初めに3作品の内容を紹介していきます。

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1.「硫黄島からの手紙」

太平洋戦争でアメリカ兵との激戦が繰り広げられた硫黄島には兵士が残した手紙が埋められていました。

その中にある数々の兵士の想いと物語とはどんなものなのか?

リアルな戦場を映し出し、数々の兵士にフォーカスを当て映画は進んでいきます。

戦争時の日本人の危険な思想や同調圧力、さらには思考停止になった兵士の末路が描写されています。

日本のために命を投げ出せという兵士の心に違和感を感じる主人公の日本兵士(二宮和也)と、日本軍の思考停止状態や命を捨てることこそが美しいという考えを変革していきたい栗林将軍(渡辺謙)が話の中心人物です。

アメリカ軍が硫黄島に攻めてきた時に、必死に対抗する日本軍。

しかし、劣勢は続き、もう兵士もほとんどいない状況に。

そんな時、残った兵士は手榴弾で自殺をしていきます。

国のために命を捧げるという想いでみんな自殺していくのです。

そんな状況でも命だけは守り続ける二宮和也。

そして命を守るために仲間とアメリカ軍に投降しようとします。

先に投降させた仲間がアメリカ兵に殺され悔いる二宮和也。

自分は結局投降できずそのまま日本軍の一員として最後まで戦います。

戦局はさらに悪化していき、硫黄島はついに占拠されてしまいます。

日本兵はほとんど死んでしまい、残った将軍(渡辺謙)は自殺を試みます。

そんな場面を二宮和也は見守りつつ、自分は命を守り抜きました。

そして最後アメリカ兵に二宮は捕まり映画は終わります。

2.「アメリカンスナイパー」

カウボーイとして兄弟で活動していた兄のクリスカイル、弟のジェフが主人公です。

兄のクリスはテレビでみたアメリカへの戦争行為に触発されアメリカ海軍特殊部隊「シールズ」に入隊します。

ありえないほどの訓練をこなしつつ、得意のスナイパーの腕前も披露します。

そんなクリスはバーである女性に一目惚れし付き合うことになります。

そのまま結婚し、妻は妊娠もしていました。

そんな幸せ絶頂な時に、9・11が起きます。

そして妻と別れクリスは中東に派遣され戦争に向かいます。

彼の狙撃は天才的で狙った相手は確実に殺す伝説のスナイパーになります。

彼は国のために多くの仲間を守り敵を倒すことに尽力します。

そして帰国し、妻と再会します。

赤ちゃんも生まれ幸せな日々を過ごしているはずのクリスはどこか違和感を抱いて生活するのです。

なんでまだ戦争が続いているのに自分はアメリカで呑気に生活しているんだと。

自分は伝説のスナイパーとして戦地に行かないといけないという想いが強まり過ぎて心を戦場においてきてしまったのです。

その後何度も戦地へ派遣され伝説のスナイパーとして国を守ります。

そして長い戦地での任務を終えアメリカに帰国しますがクリスの精神は病んでいました。

PTSD(心的外傷後ストレス障害)になっていたのです。

治療をしていた病院で多くのPTSDの仲間に会いだんだんと心が癒えてきている途中で同じくPTSDの元アメリカ兵に殺されてしまい、そこで映画が終わります。

余韻を感じてもらうために映画のエンディングには無音に時間が設けられるなど、作品のメッセージ性は非常に強かったです。

3.「プライベートライアン」

第二次世界大戦中のアメリカ軍兵士が主役の作品です。

冒頭20分ほどの戦場のシーンは映画史上に残る迫力で観るもの全員を作品に引き込みます。

4人兄弟の内3人が戦死してしまい、残りの一人をアメリカに強制送還するという大きなテーマのもと映画は進んでいきます。

一人の兵士をアメリカに連れ戻すために部隊を結成し彼のいる戦場に向かいます。

その彼の名前はジェームズライアンです。

そして彼のもとに向かう途中で何人かの犠牲を払いなんとかライアンのもとにたどり着く。

そこでライアンは兄弟や仲間を見捨てて戦場を後にすることはできないとアメリカに帰るのを拒みます。

そんなライアンのいる戦場ではドイツとの激戦が始まろうとしていました。

アメリカ軍VSドイツ軍の激戦が始まります。

少人数のアメリカ軍に対して戦車や砲撃など戦力十分のドイツ軍が猛攻を仕掛けます。

アメリカ軍も少数ながら戦略で多くのドイツ兵を殺します。

しかし、戦力差に最終的に勝てずにその場はドイツ軍が勝利しました。

そんな戦場では、ライアンを連れ戻す任務の部隊の大将が死んでしまいます。

その時にライアンにかけた言葉、

罪を背負って生きるのではなく、感謝をし、誇りを持って生きて欲しい

という言葉に感動しました。

そしてライアンは生きてアメリカに戻ります。

一人の命を多くの人が守るのは戦争中にはなかなかない状況です。

それでも任務をこなすためにライアンの命を守りぬいた部隊の兵士たちの姿に感動しました。

そして戦争が終わり現在のアメリカのシーンに移り、ライアンが大将の墓場の前に立っているシーンで作品は終わります。

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4.戦争映画から学べること

ここまで「硫黄島からの手紙」「アメリカンスナイパー」「プライベートライアン」の作品紹介をしました。

ここからはそんな3つの作品、そして戦争映画から学んだことを紹介していきます。

命の保証が一切ない、常に死がちらつく状況で人間がどういう感情を持つのか?

そして戦争という悲惨な出来事は何を私たちに教えてくれるのか?

まとめていきます。

4-1.思考停止は「死」を意味する

4-1-1.「硫黄島からの手紙」

「硫黄島からの手紙」では、国のために死ぬことが正義、国に逆らうことが悪という世の風潮が印象的に描かれています。

誰もがこの風潮に取り憑かれ、思考停止しています。

自らの命や人生など関係ない、国の考えが全てというある種宗教のような世界が日本の戦時中だなと感じます。

戦場では自分を爆弾にしてアメリカ軍に突っ込む、暮らしでは、国のためにと自分たちの生活を制限する。

そんな状況が正しい、そこからはみでたら非国民と罵られる。

一人一人の思考などを完全に無視し、日本教という宗教に入信させる。

そんな状況が戦争中では当たり前でした。

日本に住んでいるというだけで人間らしい生活が何一つできない。

思い描いていた人生を歩むことができない。

そんな状況に悲しさを覚えました。

そう言った状況に違和感を感じ常に「考える」ということをしないと「死ぬことが国のため、自分のため」という思考停止状態に陥り命を落としてしまいます。

戦争という極限の状態において思考停止になってしまうのは仕方ないのかなと感じる部分はあります。

しかし、この「硫黄島からの手紙」から日常での思考停止もやはり「死」を意味するということを学びました。

日々周りの環境に左右される人生を送っていませんか?

めんどくさい人間関係や、常に何かと比較される生活に悩んでいる方も多いのではないかと思います。

そんな環境で思考停止してしまうとどうなるのか?

戦場でいうと「死」、日常で言うと「自我の死」になってしまうのです。

めんどくさい上司がいるが、何かをするくらいならこのままで良いやとか、あの人はあんなに成果を出しているのに自分は全然だけど、頑張るのもしんどいしこのままでいいや、など思ってしまうことがありますよね。

そんな思考停止した生活をしていると、自分という存在がなんなのかわからなくなってしまいます。

なんで生きているのか?ただ生活するためだけに働いているのか?そんな感情を抱いてしまいます。

この状態がまさに「自我の死」なのです。

自分がどうありたい、何がしたいと言う感情を見失ってしまっている状態です。

思考停止することで、本来の自分の人生を生きられない、自分だけの幸せを得にくくなってしまうのです。

常に自分の在り方、生き方を考えていないと自我が死んでしまい、希望を見失ってしまいます。

思考停止せず常に自分の人生を生きていく大切さを「硫黄島からの手紙」で学びました。

4-1-2.「アメリカンスナイパー」

「アメリカンスナイパー」では、主人公のクリスが自身の名誉や地位に固執し、そこから固定概念に飲まれ思考を放棄してしまいます。

「伝説のスナイパー」と軍で謳われ、自分が国を守らなければならない、仲間を守らなければならないと言う考えから抜け出せなくなり、思考停止していしまいます。

戦場から戻っても心ここにあらずの状態で、家族との関係性もどんどん悪化していきます。

どうしても戦場にいないと落ち着かない。

日常生活でも戦場のように高揚し、周りに迷惑をかけてしまう。

自分の人生が戦争によって奪われてしまいます。

PTSD(心的外傷後ストレス障害)になってしまうのです。

しかし、病院で同じPTSDの仲間と出会い、少しずつ自分がどう言う生き方を今後していきたいか、どう言う人たちとどう言う生活がしたいか考えるようになってきます。

思考することで初めて人生を取り戻し始めたのです。

ここから何が言えるのか?

それは地位や名誉に縛られ始めたところで「自我の死」が起こると言うことです。

自分の内面ではない、外的な肩書きに縛られ、自分の生き方を忘れてしまうのです。

自分は社長だからこうしなければ、自分はキャプテンだからこうしなければと言う感情に犯され、自分の本来の生き方を見失ってしまうのです。

自分の素直な人生ではない、他人や環境を気にした生き方をすることにより、いつしか自分の人生について考えることをやめ、「自我の死」が起こります。

どんな地位、環境だろうとも自分の素直な感情に従った生き方について考えていないといつしか自分の人生ではなく、誰かに操作された人生になってしまうのです。

「硫黄島からの手紙」と同様に「アメリカンスナイパー」でも常に自分の生き方、人生について思考し続ける大切さを学びました。

4-1-3.「プライベートライアン」

「プライベートライアン」では、生き方についての思考停止ではなく、物事をうまく運んでいくための戦略においての思考停止について書いていきます。

戦場において自軍団が勝つにはどうしたらいいのか?

それは常に心を冷静に保ち、相手のことを徹底的に考え抜き、素早く決断していくことです。

一瞬の気の緩み、自己中心的な考え、決断の遅れが命取りになるのです。

こうすればなんとかなるだろう、相手はこうなってくれるだろう、そう言う最後まで考え抜かない姿勢が命取りになります。

思考停止により相手に隙を与えてしまい、壊滅的被害を受けるのです。

無思考な突撃、銃撃戦ほど壊滅的被害を受けてしまうことを「プライベートライアン」では描写しています。

どんな状況でも思考停止せず、最後まで考え抜きその都度決断していくことで戦い抜けるのです。

仕事や恋愛などにおいても同じことが言えます。

冷静さを失えば正しい判断ができない、相手のことを考えないと嫌われる、取引してもらえなくなる、決断が遅ければ他社や他のライバルに取られてしまいます。

常に思考を止めず、日々の変化に対応しながら考え続けることが、事をうまく運んでいくのに重要なのです。

ここまで3作品から「思考停止は死」であることについて書いていきました。

次に極限の状態で自分の弱さと向き合う大切さについて学んだので書いていきたいと思います。

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4-2.己の弱さとの向き合い

日常ではあまり訪れない「自分と向き合う」と言うことの大切さを戦争などの極限の状態では教えてくれます。

戦争映画においてどう言う風に自分の弱さと向き合っているのか紹介していきます。

4-2-1.戦場での覚悟

戦争では日々相手を殺していかないと自分たちの仲間が殺されてしまう可能性が高くなります。

しかし、人間は人を殺すと言う行為にどうしても勇気と覚悟が要ります。

そんな戦争という環境と自分の覚悟が釣り合わず戦地に向かってしまうと何もできず周りに迷惑をかけ続けるのです。

足手纏いになる自分とそんな自分を助けてくれる仲間の存在により、自己否定を繰り返します。

そんな時にどれだけ自分と向き合い、勇気を振り絞れるか、覚悟を持つことができるのかが生死を分けます。

戦争の映画では「覚悟を持つことができず仲間に迷惑をかけ続ける兵士」が多く登場します。

そんな兵士の自分と向き合う姿や、最後に覚悟を持ち仲間のために戦場で戦う姿に多くの人が感動すると思います。

その自分と徹底的に向き合って成長していく姿は多くの人の心を動かします。

日常においても「自分と向き合う」ことは本当に重要で、日々向き合う必要性があると感じています。

常に自分の存在や生き方について考え抜き、苦しむ。

そんな自分と徹底的に向き合う事で自分の人生を生き抜く覚悟ができてきます。

流されて生きていくことはとても楽です。

しかし、自分と向き合い、自分の人生、自分だけの人生を生きていく覚悟を持つ、自分だけの幸せを日々追い求め続けることが一度きりの人生において大切だと戦争映画を観て感じました。

5.まとめ

戦争映画「硫黄島からの手紙」「アメリカンスナイパー」「プライベートライアン」から学んだ事を書いていきました。

どの作品も自分なりにメッセージを感じ取り、まとめてみましたがやはり戦争という極限状態になると人間の本能というか、感情が丸出しになるなと感じました。

本当の自分はどうしたいのか?
どう生きたいのか?

そんな疑問を常に抱えながら自分と向き合っていく姿がやはり戦争映画では印象的です。

日常生活でも常に考え抜き、自分と向き合うことで本当の自分の生き方を探していきたいです。

皆さんも戦争映画から何かを感じ取り、日常生活に生かせるものを得ていただけたら嬉しいです。