[仕事はやめていい]「ちょっと今から仕事やめてくる」人生に疲れた時に自分を見つめ直す映画 (後編)
- 2019.11.24
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「ちょっと今から仕事やめてくる」(後編)
前編では、映画の概要と日常生活における人間関係の難しさ、息苦しさ、そして生きることへの疑問について書いていきました。
「ちょっと今から仕事やめてくる」人生に疲れた時に自分と向き合う映画 (前編)
↑前編を読まれていない方はこちらもチェックしてみてください!
後編では、「ちょっと今から仕事やめてくる」の伝えたいメッセージについて書いていきたいと思います。
あなたの人生はあなたと、あなたを大切に思ってくれている人のために生きて欲しい。
自分の人生を生きて欲しい。
そんな想いが詰まっている「ちょっと今から仕事やめてくる」を紹介します。
4.人生は自分のため、そして自分を大切に思ってくれる人のため
会社での立場もなくし、ヤマモトとも疎遠になっていた青山は生きる意味を見失っていました。
生活は荒み、また自殺を図ってしまいます。
4-1.仕事を辞めるより死ぬことの方が簡単
上司の圧力と周囲の目によってどんなに辛くても仕事を辞められない状況にいた青山は、「仕事を辞めるより死ぬことの方が楽だ」と発言します。
生きるためには働かなくてはいけない、でも働く環境は地獄のようで生きている感じはしない、だったら死んだ方が楽になれるのではないか?という衝撃的な発言です。
どんなことよりも死を選んでしまうような状況になってしまう、そこまで追い込んでしまうこの世の中は狂っていると思います。
自分の人生を何一つ生きられていない、縛る側縛られる側どちらもそれは自分の人生ではないでしょう。
人間を人間らしくさせないようなこの世界のシステムは間違っていると思いました。
生きるために働くという考え方はもういらない。そう感じました。
4-2.何もかも決めつける自己中心的考え
心身ともに追い詰められた青山は自分にはなんの価値もない人間で生きている意味なんてないという考えに至っています。
そしてビルの屋上から飛び降りようとします。
そこに、疎遠になっていたヤマモトがまたもや助けにきます。
そのシーンでのヤマモトの発言がとても印象的だったので紹介します。
4-3.自分のために、大切な人のために
「お前の人生はお前のものだけではない。自分のため、そして自分を大切に思ってくれている人のためにある。
勝手に自分に価値がないと決めつけて死という道を選ぶな。
自分を大切に思ってくれている人を大切にしろ。」
この言葉がとても印象的でした。
周りの目が気になって自分の人生を生きられないのは辛い。
しかし、だからと言って自分の人生というのは自分一人のものではない。
自分と、自分を大切に思ってくれている人のためにあるものだと改めて感じました。
そして周りが見えず自己中心的に動いて自分を気にかけてくれている人に迷惑をかけた経験も思い返したりして、自分の未熟さと向き合う経験になりました。
このヤマモトの言葉で青山は自殺を踏みとどまり、実家に帰ることにしたのです。
5.生きていればそれでいい
死ぬことがどんなことよりも簡単になってしまう。
そんな世の中はなかなか変わらないかもしれない。
しかし、自分は生きているだけで価値がある。
生きていればそれでいい。
自分を大切に思ってくれている人は必ずいる。
苦しいことがあれば頼ればいい。
苦しいことから目を背けることも時には大切なことになってきます。
逃げたっていい、隠れたっていい、だから死ぬという選択だけはして欲しくない。
死んだら全てが終わるから。
自分以外の人の人生も狂わせるから。
人は生きていればそれでいい、この感情は誰しも苦しい時に思い返して欲しいなと感じました。
6.希望はなくならない、見失ってしまうだけ
そして、映画は終盤に入り、ヤマモトの正体が明かされます。
そしてヤマモトは孤児院で勉強を教えていたのです。
そこの子供たちは決して裕福ではないし、むしろ貧しい方です。
しかし、夢と希望に溢れ、幸せに生きています。
日本で生きる方が明らかに裕福なのになんでこんなに差ができてしまうのか?
忙しない世の中で本当に大切なこと、大事にするべきものが見えなくなっているのがこの今の日本なのではないか?
考えることが多すぎてシンプルな思考になれない。
夢とか希望を持つことになんの魅力も感じない。
生きることで精一杯になってしまっている。
誰しも小さい頃に持っていた希望を見失ってしまっているのです。
この息苦しい世界で希望を見失い、生きることで精一杯になり、自分の人生を生きられていない人が多すぎます。
生きているだけで素晴らしいのに、余計なことを考えすぎだと思います。
自分と自分を大切にしてくれる人、そして自分の感情が溢れる事を大事にしながら生きているだけで素晴らしい人生だなと感じます。
お金や地位で人生に優劣は付けられない。
勝手に自分で下だと思っているだけです。
誰かと比べず自分の人生を生きてください。
気になったら「ちょっと仕事やめてくる」をチェックしてみてください!
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