「ハートドリブン 」ってどんな意味? 共感/感情の時代の新たな考え方

「ハートドリブン 」ってどんな意味? 共感/感情の時代の新たな考え方

「ハートドリブン」アカツキ創業者塩田元規さんが書いた本。

「これからの時代を生きるあなたへ」という導入から始まります。

この本を読む際に心に置いておきたい言葉を紹介します。

あなたの可能性を開く鍵は感情にある。
 感情を鍵に、心の扉を開けば、あなたの本質が輝き出すんだ。

自分自身の魂と対話することの大切さを感じながらこの本を読んでみました。

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1.ハートドリブンって何?

この本を読む前に「ハートドリブン」という言葉を聞いたことがある人はほとんどいないんじゃないかなと思います。

これは作者塩田元規さんが創業した「アカツキ」という会社で使われている”これからの時代の可能性”を表現する言葉です。

このハートドリブンとはなんなのか?

作者の塩田元規さんを知っていくとともに、その意味を理解していきます。

1-1.作者「塩田元規」

まず初めに塩田元規さんのプロフィールを紹介していきます。

横浜国立大学工学部を経て、一橋大学大学院MBAコース修了。

新卒で株式会社DeNAに入社。

2010年にアカツキを創業。

2017年には東証一部上場。

「A Heart Driven World.」をビジョンとし、ゲーム事業やリアルな体験を届けるライブエクスペリエンス事業(横浜にあるうんこミュージアムはアカツキの事業)を軸にエンターテインメントを展開しています。

なぜハートドリブンな世界を目指すようになったのか?

次にそこを紹介していきます。

1-2.ハートドリブンという新語

1-2-1. 父親の死

ハートドリブンという言葉ができる最初のきっかけは「父親の死」でした。

人はいつ死ぬかわからないことを痛感し、それが自分の人生を大切に扱うきっかけになりました。

それと同時に、自分の力で家族を支える、誰にも頼らず生きるという決心により甘えたり頼るのが苦手になっていった過去があります。

この「父親の死」をきっかけに自分のやりたいことや人生について考えるようになっていきました。

1-2-2.ハッピーカンパニープロジェクト

父親の死によって自分の人生に限りがあると感じていた塩田さんは、起業に興味を持ち始め、経営の勉強をしていました。

その時に始めたのが「ハッピーカンパニープロジェクト」です。

塩田さんが大学生の時、ハッピーカンパニープロジェクトという、顧客も社員も幸せそうな会社の社長にインタビューするプロジェクトを行っていました。

そこで、会社とは何か?人生とは何か?どんな哲学で経営しているのか?を聞き、幸せな会社の分析をしていました。

この時に社長との出会いがアカツキの土台になっています。

ある会社の社長の言葉に塩田さんは感動しました。

それは、「企業ってのは人が全て。そこにいる人が作る雰囲気が一番大切だ。経営者の仕事は目には見えないものに気付き、それを育める環境を作ること。」という言葉でした。

ここで、目には見えないものを大切にする、内側の成長が大切だということを学んだのです。

1-2-3.勝屋さんとの出会い

それからDeNAを経て、アカツキを創業した塩田さんはハッピーカンパニープロジェクトで学んだことを忘れかけていました。

「力で全て解決しよう」、成果に拘ろうとしすぎて目に見えるものしか大切にできていなかったのです。

その時に出会ったのが「勝屋夫妻」です。その夫、勝屋久さんが自分たちの在り方に目を向ける大切さに気づかせてくれたのです。

そこでアカツキで合宿を開催し、自分たちの在り方を改めて話し合いました。

「愛、感謝、共感を土台に、メンバーの才能を軸に事業が成長する。新しい形の組織として成長することで、世界中から羨望されるタレントドリブンな会社になる」これが今のアカツキの在りたい姿になっています。

一人一人が自分の感情を大切にワクワクすることをやる、それが他の人の幸せに繋がっていく持続可能な社会を作ろうと決めたのです。

この時に、忘れかけていたハッピーカンパニープロジェクトの時の気持ちを取り戻しました。

1-2-4.内側の進化

会社の在りたい姿をきめてピュアな気持ちも取り戻した塩田さんは再び走り出す。

しかし、会社のために、世界のためにと日々頑張っていた塩田さんは「自分のために」という大切な感情を忘れていました。

自分の幸せをみたせていない状態で会社も世界も幸せにはできないんじゃないか?

という勝屋夫妻の言葉で塩田さんは改めて、自分の幸せも大切なことに気づいたのです。

たくさんの人の愛に触れ、自分の存在はたくさんの愛で成り立っていると改めて感じることができたのです。

自分の葛藤や壁を乗り越えた先に内側の進化、魂の進化が起こります。

その魂の進化こそが、会社を、組織を世界を変えていく上で必要なのです。

自分を承認してくれる、愛をくれる存在が魂の進化には必要です。

こうして内側を成長させながら会社を大きくし、東証一部上場まできました。

1-3.ハートドリブン

上記の経験から、塩田さんは自分の存在、人々の存在をより大切にするようになりました。

一人一人が魂を進化させながら感情を大切にワクワクしながら生きていく。

これが「ハートドリブン」でした。

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2.ハートドリブンで伝えたい新たな時代とは

ハートドリブンな世界を作ることを決めた塩田さんはこれから来る新たな時代をそのように捉えているのか?について書いていきます。

2-1.共感・共創の時代

塩田さんはこれからの時代における変化について語っています。

2-1-1.便利さの時代から心(感情価値)の時代へ

技術の進化により、世界がますます便利になっていっています。

その中で人生の余白ができた人々が「体験」の重要性に気づいてきました。

何かを成し遂げる喜び、負ける悔しさ、ワクワクドキドキ。

いろんな感情を得られるものこそが新たな価値になっていると塩田さんは語っています。

これからの時代は機能的価値ではなく感情価値で差別化することが求められます。

それはサービスに心が動く体験を加えるということだけではなく、自分の思想・哲学を大切にして差別化することと同じだと語っています。

2-2.自らの思想・哲学への共感が差別化になる

アップルのCMを例に挙げ、機能的な差別化の前に、思想の差別化、意義・信念への共感があるべきだと塩田さんは言います。

意義・信念に共感することで、顧客は「ファン」になる。

製品を購入することにワクワクする。

応援団になってくれるのです。

その会社の哲学に共感する人が応援することによって作りたい世界の仲間であることを感じられる。

この状態がこれからの時代のあり方として大切なのです。

この合理性ではない目には見えない大切な感情こそが差別化を図る上で重要になってきます。

3.ハートドリブン で「生き方」がわかる

大学に入って自分がわからなくなる、これから先どうやって生きていけばいいかわからないという方は多いのではないかと思います。

私もそうでしたが、将来のことを考え自分が何をやりたいのか・どんな自分になりたいのか考えることが増え、そして悩む。

そんな生活を送っていました。

ですが、この「ハートドリブン 」の作品中に「生き方」に関してとても参考になる部分があったので、それを今回は紹介していきます。

4.ハートドリブンで印象的だった内容2選

ここからは私がハートドリブンを読んで「生き方」について印象的だった場面を2つ抜き出して、書いていこうと思います

他にも印象的な場面はたくさんあるのですがそれはまた次回以降のブログで書いていきたいと思います。

4-1.志とは心指しである

人生の志について書いている場面。

志とは心指しである
心が指し示している方向である。

と書いてありました。

自分のワクワクや楽しさに素直に従えば心の指している方向が分かり志が見える。そう捉えました。

志を特に問われる場面に就活が挙げられるのでそこについて書きたいと思います。

就活では「将来やりたいことはなんですか?」という鉄板質問がある。

多くの人が迷い、わからぬままなんとなく答えていると私は感じています。

志と聞くと、世界をどう変えたい、とか大きいことを言わないといけないのではないか?

より会社にフィットした内容で会社に寄せて言わなければいけないのではないか?

と感じる人も多いのではないかと思います。

でも、「心指し」という風に聞くと自分のワクワクすることや大切な感情を持っている。

そこに大小はなく全て認め合うべきものだと感じることができました。

就活でも自分のワクワクするもの、大切な感情をただ伝えればいい。

それを認めてくれない会社はそもそも自分がいくような会社ではない。

そんな心持ちになれる言葉だなと感じました。

「心指し」という言葉とても印象的でした。

4-2.死ぬときは「卒業式」と同じ

「死」に対しての価値観は人それぞれだと思います。

私はこの本のに書かれている「死」に対する価値観がとても共感できたので書きたいと思います。

4-2-1.人生は旅である

ハッピーカンパニープロジェクトで出会ったある社長との会話を紹介します。

「人生は旅のようなものだ。目的地を見据えながら、道を間違えたっていい、道中を楽しんでいくんだ。そして、人生の目的は何かを手に入れることじゃない。自分自身の器と可能性を広げていくこと、より大きな自分に出会うことだ。それを意識の成長と私は呼んでいるが。自分が死ぬときは、卒業証書をもらうようなものだ。どれだけ大きな自分になっているかが大切だよ」

この言葉の特に「人生の目的は何かを手に入れることじゃない。」「自分が死ぬときは卒業証書をもらうようなものだ。」この部分が印象的でした。

何かを手に入れないと自分の人生に意味はないのか?

手に入れられなかったらその人生はなんなのか?

と思っていたので、この意識に着目した考え方はとても共感しました。

死は自分が成長して卒業式を迎える。ただそれだけなのだ。

今までの手に入れた「物」ではない、自分がどうやって成長してきて、そこにはどんな仲間がいて、家族がいて、どんな感情を得ながら生きてきたか?

その自分の内側の感情と、自分を愛してくれる人の存在を感じながら卒業証書をもらう。

この成長に目を向けた「死」に対する考え方はとても共感しました。

4-2-2.人はどうしても「偽ダイヤ」を追いかけてしまう

自分の深いところでは欲しいと思ってないのに、これさえ手に入れば自分の価値が上がると思って偽ダイヤを求めてしまっている。

いつの間にか外側の何か=自分の価値だとおもってしまっている。

これには自分も思い当たる節があり、改めて自分を見つめ直しました。

この偽ダイヤを表す典型的な言葉は多分これだと思います。

「いい高校に行き、いい大学に行き、いい会社に行けば幸せになれる」

自分の内面ではなく、周りから評価を受ける外側の自分にすがることであたかも幸せになった気分になるという物です。

周りの目や、評価が気になり、分かりやすい成績や受験などで自分を固めてしまうのです。

一定の称賛や承認はもらえると思います。

しかし、それは自分の内面の成長を意識した自分の人生ではなく、一般的な幸せに沿った誰かの人生ではないでしょうか?

死ぬ時に多分このような場面での称賛や承認は思い返さないと思います。

その時の短期的な感情で自分の内面を見つめる機会を失うことはしないようにしようと感じました。

5.最後に

「ハートドリブン 」を読んで、「生き方」について悩むことが少なくなり、より日常を楽しめています。

自分の感情を大切に、ワクワクしながら生きていくことが人生で大事だと改めて感じました。

今回の本は僕の「生き方」に対してとても役立つ作品でしたが、必ずしも全員が納得する考え方ではないと思います。

今回紹介されている「生き方」はあくまで一つの考え方であって、もし共感できないなと感じた方は新たに別の作品を探してみると良いかもしれません。

「ハートドリブン 」作品中の生き方に共感できた方はぜひ、本を読んでみてください!

また、「ハートドリブン」を読んで、感情の大切さ、自分の内面を見つめ直す大切さを痛いほど感じました。

自分のワクワクする方向に進んでいきたい。

誰かの人生ではなく、自分の人生を生きる。

そして大切な仲間、家族を愛する。

誰もが感情を大切にし、ワクワクと愛に溢れた世界になったら、幸せに溢れた素晴らしい世界になりますね。

「ハートドリブン」な世界を自分も作れるように頑張っていきたいと思います。

感情を大切にする多くの人と繋がりたい。

そんな仲間と仕事がしたい。

多くのことに気づかせてくれた素晴らしい本でした。

こちらからチェックしてみてください!

人生を変える一冊になることを願っています!

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